2015.04.30 (水)

 

 

 『セッション』 を観た。昨年のサンダンス映画祭で上映されて以降、絶賛が止むことなく、そのまま今年のアカデミー賞でも3部門を受賞して話題沸騰となった一本。全米有数の音楽大学に入学し、ジャズドラマーとしての成功を夢見るアンドリュー(マイルズ・テラー)は、鬼教師として有名なフレッチャー教授(J・K・シモンズ)に目をかけられ、彼が指導するジャズバンドに参加することになるが、そこで待っていたのは肉体的にも精神的にも奏者を限界まで追い込む、想像を超えたフレッチャーの"しごき"だった。

 

 

 とにかく、一線を越えた狂気から狂気が誕生するラストのカーネギーホールのシーンが圧巻。サスペンスと言ってもいいくらいに緊迫した心理ドラマとジャズのコンビネーションが、まさかこんな鳥肌モノのカタルシスを生み出すとは! ドSなフレッチャー教授の性格を最後まで底意地悪く描ききることで、アンドリューのドラムにフレッチャーが圧倒される瞬間がクライマックスとして成り立っている上手さ。そして、音楽映画としては 「現実的にあり得ない」 で一蹴される展開にもかかわらず、ステージでは指揮者よりドラマーの方が遥かに影響力があるという事実を十分過ぎるほど分かっている者でなければ書けなかった(撮れなかった)物語という点で、間違いなく音楽映画という上手さ。いやー、この映像と音楽と内面描写が産み出す怒涛のカタルシスは、映画だからこそ体感できるそれ。この感覚、久々だわー。傑作だわー。こういう感覚こそ映画だわー。これを20代後半で書き上げて完成させたデミアン・チャゼル、凄い。今年のオスカー監督賞はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥではなくデミアン・チャゼルに行って然るべきだったと思う(ノミネートすらされなかったけど)。

 

 実際にオスカーを受賞したのはJ・K・シモンズの助演男優賞、編集賞、そして音響効果賞で、確かにこの3部門の功績あってこその傑作と言えるので受賞も納得だが、劇中のドラムシーンを全て自分で演じただけでなく、ごく普通の若者が教授に追い詰められていくにつれて常軌を逸していく様を鬼気迫る迫力で演じきったマイルズ・テラーにも、もっと絶賛が寄せられていいのではないか。シモンズも凄かったけど、マイルズ・テラーからも目が離せなかったよ。まぁ、今年の賞レースの主演男優賞は激戦区だったから仕方ないかもしれないが、『ダイバージェント』 シリーズのレギュラーや 『ファンタスティック・フォー』 のリブート版での主演に抜擢されるなど、近年の活躍が著しいのも頷ける才能である。

 

 原題の "Whiplash" とは、文字通り訳すと 「鞭打ち」。劇中でキーとなるジャズの名曲のタイトルでもあり、その響きといい意味といい、まさに本作に相応しいタイトルだが、それを平和ボケしたような邦題に変えてしまった日本の配給会社は猛省すべき。なんでこういう不要な気遣いをするのか、理解できないなー。

 

 

 

 

 

 

2015.04.29 (火・祝)

 

 

 『寄生獣 完結編』 を観た。昨年11月に公開された 『寄生獣』 の後編。母親にパラサイトした寄生生物 「A」 を相手に復讐を遂げた新一は、何食わぬ顔をして人間社会で生活している寄生生物たちをミギーと共に倒していく。一方、警察は寄生生物一掃のための作戦を進めていくが、その先には強大な敵が待っていた。

 

 

 アクション映画としてのエンターテインメント性に主人公の成長物語を絡めた展開が上手かった前作だが、本作は 「人間の存在」 の恐ろしさというテーマが描かれる中、新一と里美のラブストーリーが取ってつけたように挿入されていて、ちょっと不自然なストーリーになったのが否めない。クライマックスの盛り上げも前作には及ばず、更に、荒井浩文演じる快楽殺人者が最後に登場することで語られるメッセージも、これを語りたいために最後のエピソードを挟みこみました的な唐突感があり、尻切れトンボのまま終わってしまった。このエピソード、なくてもよかったんじゃないかなー。

 

 とはいえ、人間の存在の功罪を語る深津絵里の演技は全編通してのクライマックスになっていて、彼女を観るだけでも一見の価値アリ。無表情の深津絵里が、こんなに不気味な存在感を放つとは。前作の東出昌大といい、ナイスキャスティングである。ラスボスに浅野忠信というのはちょっと安易なキャスティングだったけど。

 

 映画全体の盛り上げは物足りなかったが、ミギーや寄生獣達が見せるスピーディーなバトルシーンは文句ナシで、ハリウッドのアクション映画に引けを取らない出来に仕上がっているのが嬉しい。『るろうに剣心』 といい本作といい、CGやアクションを多用したコミック原作の邦画がここまで進化して見せられるようになったんだねぇ。

 

 

 

 

 

 

2015.04.28 (火)

 

 

 人格形成、人格形成・・・ 人員的な流れを全く考えずにオペ列を組んでる科があったとしても、人格形成、人格形成・・・ おまじないのように唱えながら仕事します。

 

 

 

 

 

 

2015.04.26 (日)

 

 

 気が付けば3週間後に本番が迫っているBメン室内楽演奏会の練習。演奏そのものも追い上げをかけなきゃいかんのだが、本番当日に向けての裏方的な部分も詰めていかねばならないという、あー、めんどくさい。

 

 

 

 

 

 

2015.04.25 (土)

 

 

 前のマンションの時に買った絵をリビングに飾ろうとしたら、掛け方に失敗して派手に絵を床に落としてしまい、額縁は割れ、床は傷つき、挙句の果てに壁まで凹ませてしまうという愚行を働いてしまった新居生活3日目。我ながらショック・・・

 

 

 

 

 

 

2015.04.24 (金)

 

 

 着々と段ボールを片付け中なのだが、「捨ててもいいんだけど捨てない方がいいかも」 という感覚で取っておいた物は、ほぼ間違いなく邪魔になるという当たり前の展開に。捨てる技術を身につけねば。

 

 

 

 

 

 

2015.04.23 (木)

 

 

 引っ越し完了。これでようやく仮住まい生活から解放されました。

 

 引っ越し屋さんのトラックが前の家を出発して新居に来るまでの間、新居でだらだらと待っていたのだが、何時間も新居に滞在したのが初めてというのももあり、その段階になって初めて 「あー、この家に住むのかー」 という実感が湧いてきた。今までは何となく他人の家というか、ホテルのような感覚があったので、この家に住める有難味を漸く味わえるようになったというか。

 

 そして、晴れて半年ぶりにソファとご対面。ソファでゆったりくつろげる生活って素晴らしいなぁ。座りながら落ち着いてテレビが観られる生活も素晴らしいなぁ。

 

 

 

 

 

 

2015.04.22 (水)

 

 

 そんなさぁ。いったい何の権限があってさぁ。そもそもそんな規制作っといて、いざとなって自分達が困るような事態の時には規制解除って、都合良過ぎじゃね?

 

 

 

 

 

 

2015.04.21 (火)

 

 

 漫然とした全体的な目標よりも、具体的に個人的な目標を立てた方が、「もうやーめた」 的な諦めに至らずに済む。って、普通に考えたらそんなの当たり前なのだが、とりあえず毎週火曜日はこの路線で行こうかな。

 

 

 

 

 

 

2015.04.20 (月)

 

 

 超久々にVSP見た。いや、もしやリアルタイムで見たのは初めてじゃなかろうか。ていうかVSPって数日間気づかれなくても何とかなるもんなんだ・・・

 

 

 

 

 

 

2015.04.19 (日)

 

 

 『ワイルド・スピード SKY MISSION』 を観た。2001年に1作目が公開されて以降、コンスタントに新作が発表されてきた 『ワイルド・スピード』 シリーズの7作目。14年目にしてシリーズ最大のヒット作となったばかりではなく、全世界で映画史上第5位の興行収入を叩き出すという快挙を達成したメガヒット作の監督は、『ソウ』 や 『インシディアス』 のジェームズ・ワン。ヴィン・ディーゼルやミシェル・ロドリゲス、そして本作が遺作となってしまったポール・ウォーカーら、お馴染みのワイスピ・メンバーが顔を揃える。

 

 

 ジェームズ・ワンと言えば 『ソウ』 でホラー映画の新たなシリーズを産み出し、最近では 『死霊館』 や 『インシディアス』 をヒットさせたのが記憶に新しいが、そんなワン監督と 『ワイルド・スピード』 シリーズという異色の組み合わせがどう出るか? という不安は全く杞憂に終わり、これがかなり当たり! 展開や小ネタは定番ながらも、その定番こそが大事とばかりにポイントを押さえまくって、カーチェイスに銃撃戦、そして肉弾戦と、手を変え品を変え盛り上げながら、何回クライマックス持ってくるんだよ! というくらい見せ場を次々に繰り出すサービス精神旺盛な演出は、まさにホラー映画のそれ! スケールアップしまくったことで 「ありえねー」 の連続になったアクションシーンだが、その荒唐無稽さを突き詰めて笑えるレベルまで持っていくのも、怖さを超えてユーモアが生まれるホラー映画に似ている。思えば、ホラー映画で名が売れたサム・ライミも、『スパイダーマン』 シリーズを大ヒットに導いたわけで、優れたホラー映画の監督というのは、やはり映画の見せ方を分かっているんだよねー。

 

 中盤の山岳地帯でのカーチェイスの時点で、既にラストの大クライマックスでもおかしくないくらいのアドレナリン全開っぷりだが、そこから盛り上がりが更に2回やってくるという、普通のハリウッドアクションでも考えられないような詰め込みっぷり。そしてアブダビでのあの無茶なシーンも2回! 似たようなシーンは今までもあったけど、アレを1回で終わらせずに2回やっちゃうセンスと勢いが、本作が成功した大きなポイントだ。やるならトコトン荒唐無稽に。くどいようだけど、アレを2回やっちゃうって、そうそうできないよ。あのアブダビのトリプルタワーは、このシーンのために建ったと言ってもいいと思う。

 

 敵がジェイソン・ステイサムというのもナイスだ。なんせステイサムの代表作と言えば、『ワイルド・スピード』 シリーズとほぼ同時期に1作目が作られた 『トランスポーター』 シリーズ。ヴィン・ディーゼルとステイサムという、2000年代カーアクション・ムービーを引っ張ってきた二大巨頭(「巨頭」と書いて「ハゲ」と読む)が対決してる構図だけで、『エクスペンダブルズ』 なんかメじゃないB級感と興奮度がマックスだもの。しかも大御所カート・ラッセルまで登場するし、珍しく冒頭でやられたロック様が最後でシュワルネッガーばりの無敵っぷりを披露するし、いやー、B級感も突き詰めてるわー。こういうの好きなんだよなー。上手いよなー。

 

 という盛り上がりまくりの2時間だが、ラストシーンでは、本作の撮影中に不慮の事故で急死したポール・ウォーカーへのトリビュートとなるエピソードが挿入されており、亡きポールのために書かれたナンバーの "See You Again" が流れる中、本シリーズの役柄同様に実生活でも家族同然の付き合いだったというヴィン・ディーゼルが語るモノローグの前に、涙を流さずにはいられない。ポールの死は悲しいが、彼の代表作である 『ワイルド・スピード』 シリーズの集大成的な本作が遺作となり、家族と呼べる仲間たちにこれだけ愛されて送り出されたことは、悲劇の中でも小さな幸せだったのではないだろうか。合掌。

 

 

 

 

 

 

2015.04.18 (土)

 

 

 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 を観た。今年のアカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞を受賞した話題作。20年以上前に 『バードマン』 というスーパーヒーロー映画で一世を風靡したものの、初老にさしかかった今では落ち目となった元スター俳優が、再起をかけてブロードウェイの初舞台に挑むが、本番数日前になって急遽代役を務めることになった実力派俳優のわがままに振り回され、マネージャーを務める娘との溝も深まっていく。果たして彼は俳優として、そして父親としての人生を取り戻すことができるのか。監督は 『アモーレス・ペロス』 のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ。主人公を演じるのは、本作で初のアカデミー賞ノミネートとなったマイケル・キートン。エドワード・ノートン、ナオミ・ワッツ、エマ・ストーン、エイミー・ライアン共演。

 

 

 エマニュエル・ルベツキの長回しもここまで来たか! というくらい、全編ワンカットで撮影しているかのような長回しの連続。即興なようでかなり緻密に計算されたアントニオ・サンチェスのドラム。主人公の内面を描くのに効果的に挿入される虚構世界。主人公を演じるのが、一世を風靡した 『バットマン』 で主役を張るも以降はB級感が否めないマイケル・キートンという絶妙なキャスティング。キートンのみならず、売れない女優役やるの何回目だよ! というナオミ・ワッツの起用や、アメコミ映画の撮影で代役に呼べないマイケル・ファスベンダーやジェレミー・レナーの代わりに代役に来たのが、『インクレディブル・ハルク』 でハルクを演じながら 『アベンジャーズ』 には参加できなかったエドワード・ノートンという業界パロディの徹底っぷりなど、どのネタも技術も面白くて、なるほど、これは映画業界内で評判が高いのも納得。ハリウッドの現状を皮肉っているようで、映画や舞台への愛を全編通して決して忘れることはない作品に仕上がってるのもポイント高いし

 

 なんだけど、どーしても頭で考える面白さに終始してしまって、同じイニャリトゥ監督の 『アモーレス・ペロス』 や 『バベル』 のような本能に訴えてくる興奮と見応えがないんだよなー。意表を突いたラストも上手く考え抜かれてるんだけど、その割に批評家の反応は想像通りというのも何だか拍子抜けだし。まぁ、これまで誰も作ったことがないような映画であることは間違いないので、そういう意味でアカデミー賞作品賞を受賞というシナリオはアリだと思うが、『6才のボクが、大人になるまで。』 も 「これまで誰も作ったことがないような映画」 だったし、個人的には後者に軍配が上がってほしかったところ。

 

 ほとんどのシーンが長回しでの撮影のために秒刻みでそれぞれの役割が指定され、ほとんどアドリブが許されなかったという俳優陣だが、誰もがそんな制約を感じさせない自由な演技を見せていて見事。特に主人公の一人娘を演じるエマ・ストーンは、今までのロマコメ路線とは一味違ったクセのあるキャラクターがハマっている中、反発していた父親に少しずつ心を開くにつれて内面の脆さを覗かせる演技がイイ。ラストの彼女の表情なしでは、本作の魅力は半減したんじゃないだろうか。他には、主人公の別れた奥さんを演じたエイミー・ライアンが少ない出番ながらも印象深い演技で、一見ただの自己中に見える主人公のキャラクターに深みを与えていた。ザック・ガリフィアナキスも、これまでの派手なコメディ演技を封印してベテランの風格すら漂う味わいある存在感を見せていて、コメディ出身の俳優が侮れないことを証明している。逆に、エドワード・ノートンやナオミ・ワッツは想定範囲内の可笑しさなんだよなー。せっかくこういう映画なんだから、もうちょっと優等生演技から脱皮してほしかった。ま、この年になるまで芽が出ない女優役を演じたワッツは仕方ないかもしれないけど。

 

 

 

 

 

 

2015.04.17 (金)

 

 

 2月に引き受けた室内楽(昨日打ち合わせに行ったのとは別)の本番の日程ドンピシャで講習会の依頼が来てしまい、やむなく 「出られなくなってしまいました」 メッセを送ったら、「せっかくなので本番の日程ずらしてでも一緒にやりましょう」 という意外過ぎる返事が。そこまでしてもらえるのは嬉しいけど、そこまでしてもらえるとプレッシャーがハンパない・・・

 

 

 

 

 

 

2015.04.16 (木)

 

 

 5月に室内楽をやるホールへ打ち合わせに行ったら、店員さんと仲良くしていた某ブランドのセレクトショップの隣のビルだったという偶然。仲良かった店員さんは異動になってたので会えなかったけど、会ってたら買わざるを得なかったかもしれないから、ちょうどよかったか。K田さん、どこのお店行ったんだろうなー

 

 

 

 

 

 

2015.04.15 (水)

 

 

 定時が順調に終わり過ぎたからかか、滅多に来ないペイン関係の問い合わせ×2本で焦った後に、日付が変わってから指つなぎという、結果、久々に完徹となった当直。しかも完徹明けの朝の6時に、風邪っぴきの子の吸痰しまくりCPAPかけまくるという、なんかもう・・・・

 

 

 

 

 

 

2015.04.14 (火)

 

 

 レギュラー総監督2週目。あれですね。総監督業務っていうのは、オペ室全体を回していくという作業をすると同時に、自らの人格形成の場でもあるんですね。えぇ。そう思って1年間やりますとも。

 

 

 

 

 

 

2015.04.13 (月)

 

 

 何かやらかす人っていうのは、それなりに何かやらかす感がある人なわけで、やっぱ期待裏切らないなー。久々にやられた感あるなー

 

 

 

 

 

 

2015.04.11 (土)

 

 

 新装開店で約3ヵ月ぶりにオープンした銀座アンリ・シャルパンティエへ。以前から 「雰囲気すごく変わるんですよー」 と顔なじみの店員さんから聞いてはいたのだが、いざ入ってみると、え? 何これ? 全然違うお店じゃん? くらい、装い新たな店内になっていてビックリした。雰囲気違い過ぎて落ち着かないくらい。そしてメニューも新しくなり、ランチにもデザートプレートにも新商品が。

 

黒や茶色を基調としたシックな雰囲気だった店内は、白を取り入れて明るめに。

 

新メニュー、卵とアンチョビのサンドウィッチ。サラダのドレッシングがシーザーに変わってた。美味しい。

 

デザートプレートの新メニューも早速オーダー。球状のチョコレートをフランベで溶かしていくと・・・

 

中にはイチゴやアイスクリームが。仕上げにベリーのソースをかけていただきます。濃厚で美味しい!

 

 他にもまだまだ新メニューがいっぱいあったし、今回の改装で新設されたバーコーナーでしか出していないデザートもあるということなので、またちょくちょく行かせていただきます。ちょっと全体的に値上がりしちゃったけど・・・

 

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 ウディ・アレン監督最新作、『マジック・イン・ムーンライト』 を観た。1920年代の南フランスを舞台に、霊能力者的な力を持つ若い女性占い師と、彼女のトリックを暴こうとするマジシャンの駆け引きを描いたロマンティック・コメディ。主演はコリン・ファースとエマ・ストーン。

 

 

 近年のウディのロマコメがグダグダなのは今に始まったことじゃないので、まぁこんなもんだよね、くらいの出来だったけど、いつもならウディ本人が演じるような人間不信で皮肉屋で自惚れ屋でダメ男な主人公のキャラクターは、ウディが演じてこそチャーミングに思えてたんだなーっていうのがよく分かる。コリン・ファース、もちろん上手いんだけど、上手くてマジメなだけに 「ダメさ」 が魅力的に見えてこないというか、ウディほどに 「ダメさ」 がチャームになってこないというか。

 

 一方、本作でウディのお気に入りとなって次回作でも起用されたエマ・ストーンは、確かにキュート。華やかで明るく透明感のある20年代ヨーロッパのファッションを着こなす姿は、陽の光が眩しい南フランスの風景にマッチしてるし、その風景に負けない笑顔が魅力的なくっきりした顔立ちも、ちょっと勝気だけどロマンティックな本作のキャラクターにピッタリだ。元々ロマコメで 「カワイイだけじゃない」 魅力を発揮できる数少ない若手女優の一人だったけど、そんな彼女の魅力を存分に発揮させるとは、さすがウディ。老いてもなお、女優の審美眼が衰えることはないねぇ。

 

 本作で一番ロマンティックなのは、間違いなくラストシーン。あー、このシーンを撮りたくてウディはこの映画作ったんだろうなー。途中経過はグダグダだけど、最後はイイ気分になれる。そんなマジックを体験できるラストなのでした。

 

 

 

 

 

 

2015.04.09 (木)

 

 

 今年はフランスに旅行に行く予定なので、せっかくだからフランス語の勉強でも始めてみようかと思ってNHKのラジオ講座を聞いてみたりしているのだが、いきなり "r" の発音でつまづき、先に進む気が全然しない。"トレビアーン" を真面目に発音するのがこんなに大変だとは知らなんだ。

 

 

 

 

 

 

2015.04.08 (水)

 

 

 満開の桜に積もる雪っていうのも風情があっていいけれど、2日前まで20℃超えてたところで今日になって最高気温8℃って、いくらなんでも寒過ぎると思うんですが。

 

 

 

 

 

 

2015.04.07 (火)

 

 

 今日は朝8時から夜7時半まで、ほとんど座らなかった気がする。毎週火曜日がこんな日になるなら、やっぱ弾性ストッキング買った方がいいかな・・・

 

 

 

 

 

 

2015.04.06 (月)

 

 

 新人専門研修医との初仕事で、いきなりドラパンの洗礼。波乱の一年の幕開けじゃないことを祈りたい・・・ あ、怪盗ドラパンじゃありません。

 

 

 

 

 

 

2015.04.05 (日)

 

 

 電子レンジを買ったのだが、在庫切れで取り寄せにしてもらったため、手元に新しいレンジはなく、そもそも今日買うつもりじゃなかったのもあって、全く買った実感ナシ。口座からお金だけ消えていったような気分・・・

 

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 家の近くにあるオステリアに先日初めて行ってみたら、これが結構当たりだったので、夕飯を食べに二度目の来店。サラダもパスタも美味しかったんだけど、メインの鴨肉が更に美味しくて。厚切りの鴨肉にドルチェピッカンテソースが合っていて、付け合わせのブロッコリーのスフォルマータがこれまた食べたことのないような美味しさで。一口だけ貰ったパンチェッタも美味しかったし、これはまた行こう。

 

 

 

 

 

 

2015.04.04 (土)

 

 

 『パレードへようこそ』 を観た。1984年、英国。サッチャー政権の炭鉱閉鎖政策に対してストライキを起こしていた炭坑労働者を支援するために立ち上がった、ロンドンの少数の同性愛者たち。同性愛への偏見が根強かった当時、炭坑組合は彼らが集めた募金を受け入れなかったが、ちょっとした手違いで支援を受け入れる村が見つかる。感謝の印として村に招待されるLGSM(Lesbians and Gays Support the Miners)のメンバー達。しかし、そこでも偏見は残っていて・・・

 

 

 『フル・モンティ』 や 『リトル・ダンサー』 など、閉鎖されていくイギリスの炭鉱を舞台にした名作は今までにもあったが、今度は炭坑の村とゲイやレズビアンという異色の組み合わせ。考えが古臭そうな炭坑の村人とLGBTたちが友情で結ばれていくという展開だけでもインパクトありで、その手もあったか! という感じだが、これが実話に基づいてるっていうんだから驚きだ。それだけではなく、支援を受けたのは炭坑夫側だけではなかったという事実が最後に明かされ(イギリスで何度も否決されていた同性愛者支援保護法案が可決されたのは、本作で描かれた出来事がきっかけになっているという)、ラストに登場する一枚の旗に象徴されるような物語は、まさに 「事実は小説よりも奇なり」。『博士と彼女のセオリー』、『イミテーション・ゲーム』 に続き、実話に基づいた英国映画が熱い今春である。

 

 展開としては炭坑映画の王道だし、水と油のグループが次第に打ち解けていくプロセスがこれまたベタな展開だったりするのだが、それも大らかな気持ちで観ていられるようなユーモアと、「ちょっとだけ」 イイ話が随所に散りばめられている。おかげで、ちょくちょく笑っては泣ける一本になっていて(ゲシンが母親に会いに行くシーン、一瞬だったけど良かったなぁ)、それでいて最後に感動の押し売りが待ってるわけではなく、実話の映画化に相応しい節度ある盛り上げなのが好感度大だ。更に、驚きの実話としてのドラマのみならず、最後は一人の登場人物の成長物語にちゃんとなっているところも上手い。彼の十数年後を予想させる伏線と相まって、あのバスで家に戻ったシーンが泣けてくるんだよなぁ。

 

 イギリスのコメディ映画には欠かせないビル・ナイやパディ・コンシダインはもちろんのこと、おせっかいだけど憎めないオバちゃんを演じさせたら右に出る者はいないイメルダ・スタウントンを筆頭に(スタウントンとビル・ナイがサンドイッチを作るシーン、よかったわー)、LGSMのメンバーたちと仲良くなってハシャぎまくる無敵なオバちゃんたちが、みんなイイ味を出していた。おかげで、クドくなり過ぎずに好演していたLGSMのメンバー達の影が薄くなっちゃった気もするが、そんな中でも要注目なのがブロムリーことジョーを演じたジョージ・マッケイ。冒頭では頼りなさげな表情だったのが、終盤近くになると内面的な逞しさを感じさせていて、観終わった後には彼あっての作品だったような気がしてくるくらいだった。しばらくメジャー系の作品に出る気配はなさそうだが、これは名前を覚えておかねば。

 

 

 

 

 

 

2015.04.03 (金)

 

 

 外勤先で超久々にファーストで小児麻酔を担当。どことなくスリリングなラリマ自発を縦3件かけて、小児麻酔の醍醐味を堪能。ファーストで麻酔をかける機会ってやっぱ大事だなー

 

 

 

 

 

 

2015.04.02 (木)

 

 

 昨日のエイプリルフールで、一瞬 「マジで!」 と驚いてしまった記事。あの大観衆を前に最低映画が発表されるのを想像してしまいました。http://oscar-no-yukue.com/newsentry/?newsId=2547

 

 

 

 

 

 

2015.04.01 (水)

 

 

 なんとも後味の悪い結果で終わった、新年度初当直。なんだかなぁ・・・

 

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 当直のレジデントの先生が、ICUに患者さんを返した直後にメガネをじっくり眺めながら 「何かおかしいなと思ったら」 と言うので、フレームが曲がっちゃったりしたのかなと思っていたら、「片方のレンズがなくなってる」。

 

 えぇぇぇぇぇ! 片方のレンズがないのに、片目だけバッチリ見えてる状態なのに、「何かおかしい」 程度なの!? 明らかにおかしくないの!?

 

 

 

 

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