ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]
                    FANTASTIC FOUR


directed by Tim Story

cast :  Jessica Alba  Ioan Gruffudd
Chris Evans  Michael Chiklis
Julian McMahon  Hamish Linklater
Kerry Washington  Laurie Holden
('05 10 09)


 これを観た前日に 『シン・シティ』 を観たので、まるでジェシカ・アルバ好きみたいだが、『シン・シティ』 の方が何倍も魅力的に見えた。製作側の心意気が最初から違うから仕方ないけど、撮る人が違うと、ここまで変わって見えるという好例である。本人も、演じててバカバカしくなってこなかったのかな。

 邦題に 「超能力ユニット」 とかつけちゃうあたり、日本の映画会社も本気で売り出す気があるのかサッパリわからないが、宇宙線を浴びてしまったがために、人とは違う能力を身につけてしまった主人公の4人。宇宙線がなんちゃらっていう設定自体が既にバカバカしい。それも、体がゴムみたいに伸びちゃったり、透明になれちゃったり、岩男になったり、炎が自由に操れるようになったりと、『Xメン』 とか 『Mr.インクレディブル』 とか 『ハルク』 のパクリのような世界だ。同じく宇宙線を浴びた悪役相手に戦うわけだが、能力の活かし方、恋愛模様、異常な力を身につけたことによる苦悩、どれを取っても適当です。まぁ、そういう路線で作ってませんって言われたらそれまでなんだけど。『Xメン』 では、生まれつきのミュータントとして生きなければならない登場人物たちの陰の部分が描かれていたのが、今回は、もう1回宇宙線を浴びれば元に戻っちゃうの。んで、戻った挙句、俺も一緒に戦いたいとか言って、また岩男に変身しちゃうお気軽さ。しまいにゃぁ、「俺はこの姿で満足だぜ」 って、ずいぶん簡単なのな。

 いかにも続編狙いがミエミエの展開とラストですが、ジェシカ・アルバのキャリアのためにも作らない方がいいと思う。次のアルバの出演作は、11月公開で、B級のにおいがプンプンする 『イントゥ・ザ・ブルー』。うーん。このままではアルバ自身がどんどんB級化していきそう。って、大して心配してないけど。





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