フォーガットン THE FORGOTTEN


directed by Joseph Ruben

cast :  Julianne Moore  Dominic West
Anthony Edwards  Gary Sinise
Alfre Woodard  Linus Roache
Christopher Kovaleski
('05 06 19)


 フォーガットン(忘れ去られた)なんて言われても、コレは忘れられないでしょう。いや、ホント久々に観ました。みんなで真剣にB級目指して一直線、みたいな映画。同じく衝撃のラスト系で今年公開になった 『ハイド・アンド・シーク』 ってのがあったけど、衝撃度ではこっちの方が上だね。何が衝撃って、キャストや監督を始めとして、誰一人この映画をギャグとして捕らえてないってところ。今時このオチでこんなに真面目に映画作るとは、いやはや。頭が下がります。

 もどかしくてしょうがないんでネタバレ気にしないで書くけど、ジュリアン・ムーア、よくこんなB級SFに映画出たよね。というか、ムーアが出てなかったら、今以上にトンデモ映画になってたことでしょう。前半でムーアが、「子供を失うなんて何て悲しいの」 と、あまりに真剣な演技をしているので、ひょっとすると本当に 「驚愕のラスト」 が待っているのかも、なーんて期待しかねない。ムーアとしては子供を失った母の哀しさ、そして母の強さを演じられる点で出演にOKしたんでしょうか。最後のクライマックス(なのか?)のムーアは、一瞬B級映画であることを忘れるくらいの、いつもの演技派ムーアでした。監督のジョセフ・ルーベンも一切手抜きしないでサスペンスを盛り上げてるのに、気の毒なことに、彼の演出全てを台無しにしかねない衝撃の展開。もう後半笑うしかないのですよ。アルフレ・ウッダードが突然宙に吸い込まれて飛んでいった瞬間にゃぁ、えぇ!

 ムーアの夫を演じるアンソニー・エドワーズは、ご存知 『ER』 のグリーン先生。フィルモグラフィーを観てみると意外にも映画出演は少なくて、それでこんな映画出てていいのー、と思ってしまうが、次回作はデビッド・フィンチャー監督作品。エドワーズはこの際どうでもいいから、『パニック・ルーム』 以来4年ぶりのフィンチャーの新作が楽しみである。ジェイク・ギレンホールも出てるって言うし、来年期待の1本だな。





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